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心待ちにしていた小栗先生の本「脱・スピード社会」を手にしました。未だ読み中ですが、素晴らしいの一言です。全部読み終わる前に感想を書きたくなりました。
帯タイトルにある通り、小栗先生の「こん身の研究ドキュメント」であり、チョードリーさんの「スピードの幻想から人々を解放する提案に、世界は目を見張るでしょう」というメッセージは的を射ています。
交通事犯被害者の会にとっても、そして私が幾人かの仲間と続けている「スローライフ交通教育」のとりくみにとっても、大きな援軍であり、教材そのものになる労作です。
(私は、明後日も札幌市内高校で予定の交通安全講話を行うのですが、最近の講話レジュメhttp://www.ne.jp/asahi/remember/chihiro/resume.pdf
には、ソフトカーのことを明記するとともに、朝日新聞の井上記者の記事「安全な車 遺族と作る」(p370)などを資料として使っているところです)
昨日は上京して、11月の犯罪被害者週間全国大会の実行委員会に出席していましたが、東京に向かう飛行機の中で拾い読みした「社会革新のためのモデル」(p426)の図表が眼に入り、得心させられました。ソフトカープロジェクトの活動の意義とともに、「ハートバンド」とういう全国の被害者団体(現在19団体)が、緩やかですが、集まり交流し、支援者とともに現状と課題を明らかにして全国大会で広く訴えることの大切さを再認識させられたのです。そして今日、帰りの飛行機の中で、第1章から読み始めたのですが、例えば、第2章1−5の[3]「技術の平和管理」のページでの指摘など、新たな視点を与えてくれる貴重な論考ばかりで、これからのページが楽しみです。
さらに・・・
拾い読みで先に読んだ第7章で、私たち交通犯罪被害者との交流の過程を優しい眼差しで丁寧に書いてくれたことに感激しながら、最終節の「おわりに」の「風たちへ、風たちに」の項で、「この本を、突然、巨大な衝撃の中で未来を奪われてしまった、幼い命、若い命たちに捧げたい」との一文に接したとき、感極まって涙がこぼれました。それは小栗先生への尊敬と感謝の気持ちと同時に、亡き娘の無念を想い、遺された者の使命を改めて強く感じたからと思います。
この本から沢山のことを学び、そしてこれからの活動に生かしたいと思っています。早速札幌の本屋で、店頭にあった一冊を買い求め、二女(亡き長女の妹)に託しました。私も「さわやかな風」と一緒に、「脱・スピード社会」の理念への共感を世界のすみずみに届け、広げる役割を精一杯果たしたいと思ったからです。二女もしっかり受け止めてくれました。
もう一つ。最終ページで、「私が残念なのは、交通被害で重傷を負い、その傷みの中で生き続けている方々とまだお会いしていないことだ。この本はそうした苦難の中にいる方々やその家族の方のものでもある。・・・」と述べられていることですが、先日発行した北海道交通事故被害者の会の会報29号↓
http://www.ne.jp/asahi/remember/chihiro/kaihou29-2.pdf
12pに掲載している米内隆輔君のご家族には、早速この本のことを伝えたいと思っています。
http://www.ne.jp/asahi/remember/chihiro/
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