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日向寺さん、日本語課の皆さまへ
本日の放送、冒頭にて私およびパリ市民に対して、心のこもったお見舞いを頂戴いたしました。
有難うございます。
急に名前を呼ばれましたので、びっくりいたしました。
幸いに私の周辺、友人、同僚には犠牲者がありませんでした。
報道では「パリの中心」という言い方をされていました。
このように報道されると、日本人はシャンゼリゼ通りやエッフェル塔近くで
事件が起こったのではと思われるでしょうが、実際は観光客がいない
下町で起こりました。パリの地図で右上の方です。
パリ市内ではありますが、下町で地価がやや安く移民が他の地区よりも
多い地区で起こりました。
報道にあったスタジアム周辺も、パリ郊外の移民が多い地区です。
アフリカ系やアラブ系の移民が多いので、やはり、
「木を隠すなら森の中」ということで、彼らが行動しても
目立たない地区を選んでの犯行だったのでしょう。
日本人は逆にパリの左および左下の地区に多いので、
犠牲者が出なかった一つの理由でしょう。
私の周辺では犠牲者がいませんでしたが、友人の友人となると
犠牲者が出てきます。パリは人口220万人で観光客が1日5万人と言われています。
犠牲者は225万分の130で約17300人に一人が犠牲になっています。
(これが多いのか少ないのか?)
直後の日曜日は、マルシェや映画館がクローズされましたが、月曜日は学校を
含め通常どおりでした。
私の住む地区は比較的安全と先ほど書きましたが、水曜日には
私の家から200mほど離れたところで、パトカーが7台停まっていて、
15人ほどの警官が家宅捜査みたいな事をしていました。
私がパリに来て20数年ですが、今までにもテロはありました。
シャンゼリゼのごみ箱が爆発したり、市内の鉄道駅が爆破されたり、、。
それ以来、(特に1月のシャルル・エブド事件以来特に目立って)
パリ市内の大きな駅や空港、国、市関連の建物周辺には
常に自動小銃をもった兵士が警備にあたっています。
自動小銃を携えた兵士の横を、小学生の登下校の列が歩いている
という光景が見られます。
日本では考えられない事ですよね。
今回の事件後、東京のフランス大使館にも機動隊と警察が配備されたという
ニュースが映像つきで流されましたが、それを見ると(映った限りでは)
警察官はピストルだけの通常の制服で立っていて、「日本は本当に平和だな」などと
フランス人の友人は皮肉っていました。(→テロリストにピストル一丁でどう
戦うんだ、テロに対する意識が低い?という意味)
色々考えさせられますね。
日本を平和ボケと言うのか、それともそれほど安全であるという証なのか??
ロシアも飛行機が爆破され、警戒されていると思います。
どちらにも早く平和な日々が訪れる事を願ってやみません。
皆さまには長文お付き合い頂き申し訳ありません。
パリも冬の入口、日本も寒さが増してくるでしょう。
皆さまお身体にお気を付け下さい。
パリにて、 唐澤
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