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ワールドディ 北海道フォーラムの報告(その1)

 投稿者:前田敏章  投稿日:2013年11月21日(木)20時44分14秒
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  「交通死傷ゼロへの提言」をテーマとした「世界道路交通犠牲者の日・北海道フォー
ラム」は、昨日17日、成功裡に終えることができました。以下概要報告です。

会場の札幌市中央区「かでる2・7」には、今年も70人を越える市民、関係者
(主催の道交通事故被害者の会の会員は27人)が集い、「ゼロへの願い」「ゼロ
への提言」「ゼロへの誓い」という3部構成のプログラムに熱心に参加していた
だきました。(添付の写真および北海道新聞記事参照)

最初に、北海道で昨年のワールドディからこの1年間で新たに交通死された199
人(今年に入ってから157人)をはじめ、これまでの日本と世界の犠牲者に黙祷
を捧げたあと、今年も小栗幸夫教授を介して届けられたロードピース会長のショー
ドリィさんからのメッセージが読み上げられ、世界の方々と連帯しての
取り組みであることを確認しました。

主催者挨拶の後、「ゼロへの願い」として、お二人が発言しました。
旭川市の清水孝太さんは「住宅街を約100キロという危険運転で母を奪った加害
者を許さない」と題して、怒りと苦しみのなか、刑事裁判では認めてもらえなかっ
た加害者の悪質運転の真実を明らかにするために民事裁判をたたかっていること
や、真に被害者のための司法を望むとの訴えがありました。
また札幌市の能勢雅美さんは、「11歳の息子は交差点で車にはねられ、1年
経った今も意識が戻りません」という手記を切々と報告。必死に生きる息子さん
の看病をしながらの辛い思いと、加害者の危険運転への怒りを述べました。

「こんな悲しみ苦しみは私たちで終わりにして下さい」というお二人の訴えを受
け、第2部「ゼロへの提言」では、先ず千葉商科大学小栗教授の基調講演「ワー
ルドディの今日的意義~追悼から行動へ」を受けました。
2009年以来4年振りの講演となる小栗教授は、ワールドディ国連決議以来の取り
組み、ソフトカーのこと、速度制御の現状と課題など綿密な研究実践を踏まえて
提起されました。
次に、主催者から、「交通死傷ゼロへの提言」案が示され、今後多くの
団体とともに具体的に要請していくこと、とりわけ第10次交通安全基本計画策定
に向けての取り組みなどの行動計画が提案されました。
「提言」は、わが国の交通安全施策に、①目標ゼロを「究極」ではなく中期目標
とする ②クルマの抜本的速度抑制と規制 ③生活道路の歩行者優先と静穏化、
という三つのパラダイム(社会の価値観、考え方)転換を求めていることが特徴
です。
討議では、交通事故被害者家族ネットワークの佐藤理事長からの連帯の挨拶・発
言があり、続いて、「飲酒ひき逃げに厳罰を・・・」の高石さんから、国会審議の
最終盤となっている「自動車運転死傷行為処罰法」についての発言、そして、2
ヶ月前の交通死事件で目撃情報を求め必死に動いている飯田さんからの悲痛な発
言と続きました。

第3部「ゼロへの誓い」では、今年もこのフォーラムを後援した道と道警からの
挨拶を受けました。

参加者アンケートでは、「大変良かった」という評価が最も多く(20/28)、下
記感想からも、今後につながる意義あるフォーラムになったことは間違いないと
思います。

「改めて交通事故被害の不条理さと被害者の方の思いを強く感じ、車依存社会を
根底から変えていく必要を強く感じました。ソフトカーの実用化とドライブレコー
ダーの全車装着を強く望みます」
「スローガンを叫ぶだけの集まりでなく、実践者の声と実態を聞くことが出来て、
反省と希望を沢山持つことが出来ました」
「ただ被害の状況を訴えるだけでなく、具体的な社会の改善点や対策を知ること
ができた」
「提言は素晴らしいものです。クルマ社会→人の命優先の社会へ、ゼロに向かっ
て展望をもってやりましょう」

※ショードリィさんからのメッセージと「交通死傷ゼロへの提言」は次の報告で。
 
 
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